肥満度の計算方法◆計算方法とは 肥満度は、 通常次のように「bmi値」を計算します。 bmi (Body mass index) = 体重(kg)÷ 身長(m)の2乗 【例】体重60kg、 身長1.7m ⇒ 60÷(1.7×1.7)=20.8 これまでの調査により、 このbmiが「22」のときに、 男女ともに病気にもっともなりにくいことがわかったので、 bmi=22となる体重が「標準体重」とされています。 標準体重 (男性の場合) =22× (身長m)2 体脂肪率との関連性も高く、 bmiが標準値を上回るほど有病率が高くなる傾向がありますので、 健康診断の結果と見比べましょう。
ただし、 体重が多い人でも、 筋肉が多いことで体重が重い人は肥満であるとは言いません。 bmiの計算式は世界共通ですが、 判定基準は各国で異なりますが日本でのbmiの理想とされる値は男性が22.0、 女性が21.0です。 これらの数値に近いほど「統計的に病気にかかりにくい体型」ということが疫学調査で判ってきました。 また、 bmi以外にも肥満を表す公式の種類はいくつかあります。 例えば、 子ども (児童や生徒) には次のローレル指数での判定が正確でよく利用されています。 この測定方法では160以上が「肥満」と判定されます。 ローレル指数=体重÷ (身長×身長×身長) ×10 そのほか「標準体重」を求める公式もあり下記のbmiの理想値である22.0から逆算する方法が一般的です。 標準体重 (成人用) = (身長×身長) ×22÷10, 000 この算出方法は成人用のため、 学童期の子どもには「22」ではなく「13」をかける公式が有効です。 標準体重 (子ども用) = (身長×身長×身長) ×13 このほかには男性、 もしくは身長の高い女性に用いられる簡易的な算出方法や日本で簡易的に用いられてきた算出方法もあります。 標準体重=身長−110 よく「標準体重の求め方は太めに作られているのでは」という疑問を持つ人がいますが、 標準体重は医学上で生命維持に最も適している体重と定義されているのです。 |