エンジン音比較資料

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ここでは、主に、第1種原動機付自転車の一部車種に於けるエンジン音(吸・排気音、エンジンノイズ、メカノイズの複合音)が聞けます。
基本的に改造されていない第1種原動機付自転車のエンジン音となりますが、会員&愛車紹介ページに掲載中の、ワンオフ・チャンバーに換装したNS-1(HONDA NS-1 CUSTOMと表記)、及び2STの自動二輪車であるRG250Γ(SUZUKI RG250 GAMMAと表記)のエンジン音も参考資料として含めています。
HONDA MAGNA50以外、全て旧世代の2ST車となります。
また、これら以外に、弊会のマスコットキャラクター 原付萌奈美(CV.桐山智花) のエンジン音(笑)も収録してありますので、是非お楽しみ下さい。
桐山さんの名演技が光っております。
 
なお、このページに関しては、オークションページや、車両の販売ページ等よりリンク頂いて構いません。
是非、有効活用なさって下さい。
 
豆知識
主に、2ST車のオーナーより、エンジン音を太くする(低音を効かせる)には、どうすれば良いのか質問を受ける事が度々ある為、こちらへ回答させて頂きます。
 
2ST車は、構造上、単純計算で、エンジン音の周波数が4ST車の倍となる為、その分、レーシーな音になります。
これは必然で、致し方ありません。
自動二輪車であれ、2ST車には甲高い音を響かせる車種が多く見られます。
また、一般的に、エンジンやチャンバー(マフラー)の肉が薄い程にエンジン音が大きく、音程が高く、厚い程に音程が低く、静かになります。
第1種原動機付自転車のエンジンは総じて肉薄である為、どうしても高音が際立ってしまいます。
徹底した軽量化が施されているレーシング・バイク等も、これに同じです。
膨張室等の形状を変化させても、単純に容積を増やしただけである場合、エンジン音には大きな影響を及ぼしません。
社外チャンバー(マフラー)は、軽量化、及びコストダウンの為、純正のチャンバー(マフラー)より肉薄な構造である場合が多く、換装してしまうと、九分九厘、換装前より甲高い音になりますし、当然、金属音やビビリ音等も生じさせ、騒音も大きくなります。
一見、重低音を奏でそうな、太く、大きなサイレンサーが装着されたチャンバー(マフラー)であれ、これは同様です。
低音を重視して設計された社外チャンバー(マフラー)であれ、一般的には、純正のチャンバー(マフラー)より甲高い音となります。
ボア・アップを行っても、エンジンやチャンバー(マフラー)の肉が薄い限り低音は効きませんし、それどころかシリンダーが更に肉薄となり、尚且つ爆発力が上がる分、騒音が大きくなってしまい、より高音が際立つ様になります。
自動二輪車に、静かで低音を奏でる車両が多いのは、4ST且つ、排気量が大きい程、肉厚なエンジンを搭載している為です。
 
よって低音を強調する為には ”どれだけ静かにできるか” が最も重要なポイントであり、純正、或いは純正以上に肉厚なチャンバー(マフラー)、或いは好みの音となる様、独自に設計されたチャンバー(マフラー)を用いた上、シリンダー等にも騒音を抑える工夫を施し、エンジンノイズ、メカノイズも低減させる等、総合的、且つ徹底的な対策を講じる必要があります。
パワーフィルター、特にファンネルは高音を強調する為、とりわけ低音を効かせたい場合は用いない様にすべきです。
 
そうした総合的な対策が行えない場合は、なにより純正チャンバー(マフラー)の音程が最も低く、最も静かです。

車名をクリックすると当該車両の画像が表示されます。
車名の右にある再生ボタンを押すと当該車両のエンジン音が再生されます。
同じ第1種原動機付自転車であれ、車種によりエンジン音に差がある事を、お分かり頂けるかと思います。