- Legacy Viewer -

■旧ブラウザ及び機能制限環境での閲覧に際して
 
Internet Explorer 4 Starts Here 2020年を過ぎても、本ウェブサイトへ訪問下さるネットサーファーの皆様には、未だVer.5.01以前のInternet Explorerや、旧世代のOpera、Firefox、Safari、或いはJavaScriptを実行できない等、性能、機能的に不十分なブラウジング環境(以下、当該ブラウジング環境と記述)を利用なさっている方が一定数いらっしゃる模様です。
本ウェブサイト、及び総合情報通信技術研究機関 ADSが製作し、本ドメイン下で公開中のウェブサイトに、当該ブラウジング環境でアクセスすると、ウェブページの内容を自動的に簡略化します。
当該ブラウジング環境に対し、通常のウェブページを素直に送出してしまうと、正常にレンダリング(展開と表示)できない可能性が懸念される為です。
本ページでは、この配慮が、当該ブラウジング環境を利用なさる皆様へ及ぼす影響等について説明します。
最新のブラウジング環境で閲覧下さっている方には全く無関係な案内となりますので、該当されない皆様は トップページ より別項へ移動なさって下さい。
当該ブラウジング環境以外での閲覧要件に関しては コンテンツ解説ページ に掲載しています。
 
 
■対策と影響
 
大企業の様に強力なマンパワーを行使できない我々が、機能的に不十分なブラウザや、著しく古いコンピュータに対応すべく、膨大なページを全て手直しするのは現実的でありません。
人海に頼れないのであれば、知恵で対処するしか手段がないのです。
そこで我々は、本ウェブサイト、及び本ドメイン下に存在するウェブサイトに対し、当該ブラウジング環境から参照要求を受けた時に Legacy Viewer(レガシー・ビューア) と称する独自のプログラムを仲介させ、当該ブラウザでもレンダリングできるであろう内容に変換してからウェブページを送出する仕組みを実装致しました。
リッチなウェブ体験こそ提供できないにせよ、当該ブラウジング環境を利用されている方々に対しても、せめて読むには差し支えのないウェブサイトを用意せねばと考えたが故の、云わば窮策です。
分かりやすく「変換」と表現しましたが、Legacy Viewerの構造はコンバータよりもシミュレータやエミュレータに近く、逐次、サーバ内部で旧Internet Explorerの挙動を再現するに近しい、複雑な処理を実行しています。
Legacy Viewerにより、ウェブページ自体は軽くなるものの、新しいブラウザで閲覧した際よりも、サーバの応答が遅延したり、当該ブラウザへ向けては提供困難な一部コンテンツについて、省略や欠落、文字化け等が生じます。
その他、サーチエンジンでヒットしたにも関わらず、いざアクセスしても、ヒットした文言を含む部分が表示されないと云った事態も想定されます。
また、本ドメイン下に存在する多くのウェブサイトは、コンテンツやメニューの描画にJavaScriptを多用している影響から、JavaScriptに対応しないか、JavaScriptの実行を拒否する設定を施したブラウザで閲覧しても、通常の描画が行えない閲覧環境であるとみなし、Legacy Viewerが作動します。
何れもLegacy Viewer本来の仕様であり、不具合ではございません。
 
 
■Legacy Viewerの作動分岐点
 
同じVer.5系であるにも関わらず、Ver.5.01のInternet ExplorerにLegacy Viewerを用い、Ver.5.5で通常表示を行う点に疑問を抱かれた方がいらっしゃるかもしれません。
Internet Explorer 5.01以前か否かを、Legacy Viewerが作動する判断材料に加えた背景には、Windows 3.1の抱える制約があります。
本ウェブサイト、及び本ドメイン下に存在するウェブサイトの中には、総量で10MBytes以上に及ぶページが存在します。
そうしたウェブページを構成する素材の中で、大きなウェイトを占有する画像等は、既に現実的な圧縮率で最適化を終えており、今以上に大きなデータ量の削減が困難です。
一方、Windows 3.1には、アプリケーションの使用できるメモリに最大16MBytesの厳しい制限が設けられています。
ブラウザ本体が消費するメモリを差し引けば、少しばかりコンテンツ量の多いウェブページを開くだけで、リソース不足に陥る可能性が憂慮されます。
更に、Windows 3.1が求める動作要件を辛うじて満たすコンピュータでのブラウジングを想定した場合、TCP/IPスタック等、インターネット接続やブラウザの実行に必要不可欠なソフトウェアが消費するメモリに加え、通信速度や全体の処理スピードも考慮せねばなりません。
たとえ正常なレンダリングが行えたとしても、たった1ページを描画し終えるのに数分以上も時間を要しては現実的でないからです。
ご参考までに、Windows 3.1が動作する最低要件は、インテル386SX以上のCPU、及び2.5MBytes以上のメモリとなっています。
インテル386系のCPUは、最初期の32Bit(動作クロックで20MHz前後の)CPUであり、その先代は16Bitの286系(動作クロック10MHz前後)。
しかもSXが付記された386は、外部16Bitバスの廉価版です。
極めてシンプルなアプリケーションであるならともかく、ブラウザが快適に動作するか否かと云う議論の出発点にさえ立てません。
そんな制約ばかりのWindows 3.1に、インストールできるInternet Explorerの最終バージョンが5.01なのです。
仮にJavaScriptが利用できたとして、クライアントの処理能力やメモリ領域に余裕があるか否かを、サーバ側で正確に調べ知る抜本的な手段は存在しません。
必然的に、Windows 3.1が動作する最低スペックを鑑みてウェブサイトを設計する場合、ほぼテキストで、JavaScriptや画像を用いないデザインを選択せねばならなくなります。
それは、最早ウェブサイトとは云えないでしょう。
 
Windows 95に関しても、最低要件は486SX以上のCPU、及び8MBytes以上のメモリと、かなり低い要求スペックが設定されていますが、少なくとも、それ以降のWindows OSにアプリケーションあたり16MBytesの制約は存在しません。
加えて言及すれば、最初からWindows 95や98の動作を前提として発売されたコンピュータは、OSの要求スペックを満たすに十分な仕様となっており、自身で組み立てたり、故意にハードウェア構成を変更しない限り、推奨スペックを極端に下回るケースは少なかろうと思われます。
 
また、Internet Explorer 5.01と5.5の間には、JavaScriptやHTMLの解釈にも、公式発表されている以上の大きな相違があり、小手先の見直しでは吸収できない問題もあります。
その違いは、解決の第一選択がページ・セパレートになる程です。
以上の理由から、OSに関わり無く、Ver.5.01以前のInternet Explorerと、それを鑑みた設計が成されているWindows 9x向けの主たるブラウザに対しては、一律にLegacy Viewerを介する仕組みと致しました。
FirefoxやOpera等であれ、Windows 9x(Me含)向けにリリースされたブラウザは、全てLegacy Viewerの作動対象となります。
 
本ウェブサイト、及び本ドメイン下に存在するウェブサイトは、Ver.5.5以降のInternet Explorer、或いはWindows XP世代以降の主要ブラウザと、それを快適に動作させられる程度のマシン・スペックがあれば、一通り全てのコンテンツを閲覧頂ける様に心掛け、設計しています(環境により一部の装飾が省かれる等の変化はございます)。
どうしてもWindows 95や98、Me等を用い、Legacy Viewerを介さず、本ウェブサイト、及び本ドメイン下に存在するウェブサイトを閲覧されたい場合には、Internet Explorer 5.5ないし6.0が必要です。
旧Internet Explorerのダウンロード・リンクを、下記バナーのリンク先に掲載しておりますので、ご利用中の環境で利用できる、より新しいバージョンのインストールを検討なさって下さい。
一定の要件を満たせば、Windows 95の場合でVer.5.5SP2、Windows 98SEでVer.6.0SP1までのInternet Explorerがインストール可能です。
 
 Get Internet Explorer
 
 
■Legacy Viewerの限界
 
Legacy Viewerにも限界は存在します。
原初のInternet Explorerは、Table要素(表組)にさえ対応しておらず、ブラウザと云うより、ほぼプレーンなテキストビューアに近いソフトウェアでした。
それなりに作り込まれたウェブページを表示するには、レンダリング・エンジンが未熟で、日本語にも対応しておらず、入手も容易でなく、リリース直後に後発版となるVer.2.0(ベータ版)のリリースが発表された影響もあり、公開当時でさえ利用なさっていた方は極めて僅かでした。
Internet Explorer 2.0では、Table要素にも一定の対応が成され、簡単なコンテンツのレイアウトが可能となりました。
他にもHTML3やCookieの他、かなり特殊な仕様ではあったものの、JavaScriptにも対応する等、その時点で、ようやく、ブラウザとして最低限の機能を実装したと云えます。
従ってLegacy Viewerは ”テキストを読むだけであれば” Internet Explorer 2.0でも、大きな問題が生じないであろうウェブページへ再編しようと ”試み” ます。
あらゆる装飾や、テーブル・セル、文字サイズ等につき、正常に設定、表示できないと云った些細なトラブルは想定されますが、可読性に重大な問題は生じない程度までウェブページを簡略化します。
完全でなかったとは云え、初期のCSS等にも対応し、一定の普及を見せたInternet Explorer 3.0であれば、概ねレイアウトの崩れも生じずに閲覧頂けると思われます。
但し、Internet Explorer 3.0で確実に閲覧できる保証は致しません。
それがLegacy Viewerの限界であり、現状を超える対応は困難です。
 
 
■技術解説
 
旧Internet ExplorerのJavaScriptエンジンはオリジナリティが極めて強く、一般的なコードであれ正常に実行されず、エラーとなるケースが多い為、Legacy Viewerは、まず、ウェブページから大部分のスクリプト・コードを除去します。
即ち、Legacy Viewerが出力するウェブページは、ブラウザがJavaScriptに対応しているか否かを問わず、ほぼプレーンなHTMLコードで構成されています。
JavaScriptに関しては、一部の、描画に深く関連する部分についてのみ、HTMLコードで再構築する仕組みです。
また、Ver.3.0頃までのInternet Explorerは、日本語への対応が致命的に不十分であり、Widthに値が設定されているか否かに関わらず、テキストが画面端に到達しても、自動的には折り返さないケースがあります。
英語版は尚更であり、適当な位置に改行タグを挿入すれば改行されるのですが、そうしない限り、横スクロール用のバーが表示され、可読性を損ねてしまいます。
英文であれば、単語間に存在する半角スペースの位置で自動的に改行されますが、日本語には ”分かち書き” の仕組みが存在しない為です。
そこで、Legacy Viewerでは、句読点や文章の区切り等を認識し、適当な位置へ故意に半角スペースを挿入する事で、折り返さない現象を解決しています。
更にVer.4.0頃までのInternet Explorerは、PNG画像等への対応が不十分である為、適宜JPGに置き換える等の対策も講じています。
文字コードに関してもShift-JISで出力し、UnicodeやUTF-8でしか表示できない文字については、完全ではないものの、別の文字へ代替する等の処理を行います。
これは当時のWindows OSが、デフォルトの文字コードにShift_JISを採用していた為です。
その他、自動処理で吸収できない部分については、処理前のHTMLに、Legacy Viewer用の制御コードを組み込む事で個別対処しています。
一連のプロセスにより、オリジナルとは異なるレイアウト、テキストへと変化しますが、何れも避けられざる然るべき処理ですので、当該ブラウジング環境を利用なさっている皆様に於かれましては、以上の点を何卒ご理解下さい。