尿酸値を下げる飲み物とは

◆尿酸値を抑える対処法とは

尿酸値の高い人は、日常的に水分を多く摂ることが大切です。

常に水分を摂りいれることで、尿の排出量が増え尿酸値を下げることができます。

1日の尿量は2リットルを目安に、水や緑茶、ウーロン茶など、ノンカロリーの飲み物を摂取しましょう。
水分とはいえど野菜ジュースや清涼飲料水、スポーツドリンクや栄養ドリンクなどは、大抵糖分や果糖が含まれているので、尿酸値を下げる飲み物としては、あまりお勧めできません。
果糖は尿酸を増やすとも言われていて、痛風の発症リスクを高めます。
野菜ジュースを飲むなら市販のものを避け、人参とレモン果汁に少量のハチミツを加えるなど、自家製のものを使いましょう。

コーヒーや紅茶など無糖の飲み物も、尿酸値を下げる飲み物です。アメリカの研究によると、コーヒーを飲まない人に比べコーヒーを飲む人の方が痛風のリスクが減るという結果が出ているようです。

また1日6杯以上飲むと発症リスクが低くなると判っています。ただ、コーヒーに含まれるカフェインは刺激物なので、飲みすぎには注意が必要です。

また、尿酸値を下げるアメリカンチェリーのジュースやトマトジュースなども、尿酸値を下げる飲み物として知られています。

水分補給の目安としては、朝起きた直後、入浴の前後、運動中や運動の直後、就寝前に、水分（ミネラルウォーター）をとりましょう。

ここで注意したいのは、アルコールは水分の補給にはならないということです。アルコールによる利尿作用は、体に必要な水分まで排泄されてしまうので「尿酸の排泄」にはならないのです。

飲料のほかには、野菜や海藻類を積極的に食べることも、尿酸値を下げることにつながります。どちらかと言えば、和食中心の食事が良いのですが、たらこ、イクラ、白子などはプリン体が多く含まれているので、食べる量に注意が必要です。

和食に限らず、塩分の取り過ぎにも注意をして、できるだけ高たんぱく高脂肪のメニューを避け、併せて適度な運動をするなど、身体の循環機能を滞らせないように心がけることがよいでしょう。